MVNOを使っているSIMフリースマホでIPv6接続する方法
数日前、今さら(そう、2010年代もあと一ヶ月強の今さら!)IPv4枯渇についてTwitterが話題になっていた。発端となったのはヨーロッパでのIPv4が完全に枯渇し、割当が終了したというツイートである。
歴史的な日になりました。
— ジョナサン・アンダーウッド (@junderwood4649) 2019年11月25日
IPv4アドレス割り当て終了 https://t.co/v7UntIN9af
日本を含むアジア太平洋地域は何年も前に割当が終了しているので関係はないのだが、話題とはだいたいそんなもんである。
さて、固定回線ではIPv6への以降がジワジワと進んでいるが、携帯回線、特にMVNOではどうなのかというのが本題である。結論的に言えば「ほとんどの場合IPv6が使えるが、デフォルトで設定されていないので使われてない」となる。
必要な情報は全て上のニュースで説明されているが、つまりAPNの設定を変更してIPv4とv6の両方を使うようにすればよい。下記説明する。
なお環境はAndroid 9.0、某社SIMフリースマホである。他バージョンやiPhoneでも多分似たような設定があるはずなので各位適当にトライして欲しい。また接続を確認したMVNOはDMM mobileとIIJ mioである。
まず、リモート診断君v6に接続して環境を確認してみる。"via IPv4"と表示されるはずだ。
リモート診断君v6 - IPv6対応ウェブ環境変数チェッカー
確認したならサクサク進めていこう。説明画像はアップロードが面倒なのでTwitterの呟きを利用する。
「設定」→「モバイルネットワーク」→「詳細設定」→「アクセスポイント名」→指定のAPNを選択→「APNプロトコル」と「APNローミングプロトコル」を「IPv4」から「IPv4/IPv6」に変更→「保存」
— 林司@るーしゃんず (@Archangel_HT) 2019年11月28日
— 林司@るーしゃんず (@Archangel_HT) 2019年11月28日
— 林司@るーしゃんず (@Archangel_HT) 2019年11月28日
これでもう一度リモート診断君に繋ぎ直してみれば、"via IPv6"と表示されるはずだ。
言うまでもないがこれで得することは何もない。踊っているカメをみることができるぐらいである。あなたや私の人生と同程度の意味しかない。つまり無意味と言うことだが。
どのMVNOでは成功したか、しなかったかなどを適当に報告したり呟いてしてみてもいい。各位の健闘を祈る。